2月2日に米国限定で発売されるAppleのVision Pro。 品薄状態から転売ヤーの格好の商材になる懸念が出ています。
アナリストのMing-Chi Kuoさんによると、Vision Proの初期出荷分は6万〜8万台と想定されていますが、この台数は決して多くはなく、約50万円の高価なデバイスではあるもののAppleの革新的なモデルとして初登場する注目のデバイスであることから、初期出荷分はすぐに売り切れると予想されています。
- Vision Pro:3,499ドル
- ZEISS Optical Inserts:99ドル
- ZEISS Optical Inserts — Prescription:149ドル
YouTuberやインフルエンサーが経費で購入するのは既定路線として、Vision ProはMRヘッドセットとして見ても、コントーラーレスで操作できたり高解像度な有機ELディスプレイを搭載している、iOSアプリが動作するといった革新的なモデルであることから、MRヘッドセットヘビーユーザー層がVision Proを買い求める動きがあれば、初期出荷分の6万〜8万台はすぐに売り切れてしまうのは確実です。
それを見越してか、発売前にもかかわらずVision Proの転売価格はかなりの高値になっています。
オークションサイトのeBayでは、すでに5,000ドル前後の価格(日本円で約72万円)で出品されているものが複数ありました。
初期出荷数が6万〜8万台だとして品薄状態が長く続くようであれば、これ以上の価格で取引される可能性もありります。
日本では今年後半に発売される予定ですが、円安の影響もあって高嶺の花のデバイスとなるのは確実。展示品があれば体験してみたいかも?っていうレベルですね。日本でも転売の商材として利用されるかどうかは、中華の買取価格次第となるでしょう。
- Source 郭明錤 (Ming-Chi Kuo)