2月2日に米国限定で発売されるApple Vision Proの予約受付が開始され、故障時の修理費用やおおよそのランニングコストなどが明らかになりました。
まず本体価格ですが、Vision Proはストレージ容量によって価格が変わります。
- 256GB:3499ドル
- 512GB:3699ドル
- 1TB:3899ドル
予約はAppleオンラインストアから行いますが、フィッティングのためにFace IDを使った顔の測定が必須となっていて、iPhoneまたはiPad Proが無ければ予約することはできません。
Face IDを使ったフィッティングは、eKYCの本人確認時のように顔を上下左右に動かしてスキャンします。
ここでのフィッティングでは、ヘッドバンドとシールのサイズが最適化されます。
Vision ProのAppleCare+
- 499ドル(または月額24.99ドル)
Apple製品を保証するAppleCare+。MacやiPhoneよりもかなり高額になります。故障時には交換品が送られてきて交換するスタイルとなり、修理を待つ時間はかかりません。
また、Vison Proのバッテリー残量が80%を下回る場合は、無料でバッテリー交換を受けられます。
Vision Proの修理費用
- カバーガラスが割れた場合:799ドル(AppleCare+加入だと299ドル)
- その他の修理:最大で2399ドル(AppleCare+加入だと299ドル)
Apple Vision Proの周辺機器
- Apple Vision Pro Travel Case:199ドル
- Vision Pro Battery Pack:199ドル
- ZEISS Optical Inserts:99ドル / 149ドル
- Solo Knit Band:99ドル
- Dual Loop Band:99ドル
- Light Seal:199ドル
- Light Seal Cushion:29ドル
お約束となっているApple純正周辺機器の価格設定ですが、単なるケースで199ドルという強気の価格設定は、控えめに言ってクレイジーです。
こちらが199ドルのケース。
専用のバッテリーパックはVision Pro本体に付属してきますが、単品だと199ドルもかかります。
Vision Proの使用に伴う劣化で交換が必須となるパーツは、顔と接触する「ライトシールクッション」になります。
こちらは交換用パーツが29ドルで提供されており、パチっとはめるだけで簡単に交換できるようになっています。
ライトシールクッション(29ドル)
ヘッドバンドは99ドルと高額ですが、あまり交換するパーツでもないので、ランニングコストとしては通常のMRヘッドセットとそんなに変わらないのかなという印象。
ただ、修理費用はかなりの高額になるので、持ち運んで使うのであればキャリングケースとAppleCare+への加入は必須となりそうですね。
キャリングケースについては、サードパーティから安価かつ機能的なものが発売されるでしょう。
- Source Apple Support