発熱を理由に開発が中止されたApple純正のワイヤレス充電パッド「AirPower」。
開発途中のプロトタイプには、充電コイルが16個入ったPROTO1と、22個入ったPROTO2の2種類があり、どちらもApple Watchのワイヤレス充電に対応しています。
@AppleDemoYTさんがポストした動画クリップでは、16個のコイルを搭載するPROTO1を使って実際にApple Watch Series 4を充電している様子を確認することができます。
Apple Watchのワイヤレス充電は、MagSafeタイプの単体のワイヤレス充電器が主流。充電パッドタイプはほとんどありません。あったとしても特定のコイルがある場所に設置することでワイヤレス充電が開始されるというタイプで、AirPowerのように「どの場所に置いてもワイヤレス充電ができる」というタイプはありません。
小さなコイルが16個もしくは22個も入ったワイヤレス充電パッド。
これが「どの場所に置いても充電できる」という仕組みですが、それを制御するために半導体もかなり多めとなっています。
AirPowerって、Apple純正なだけで単なるワイヤレス充電パッドだと思われがちですが、実は結構すごい仕組みだったんですね。
Prototype Apple AirPower with 16 coils (PROTO1) charging a Prototype Apple Watch Series 4 (DVT). It’s amazing that Apple Watch charging works, given wireless chargers today generally can’t charge Apple Watches. However, the Apple Watch on AirPower gets quite warm. #appleinternal pic.twitter.com/GfywG3KZS9
— Apple Demo (@AppleDemoYT) April 7, 2024
今回のデモとして、 Apple Watch 4のワイヤレス充電が行われたプロトタイプはかなり熱くなったということで、発熱を理由に開発が中止されたのは本当のようです。
- Source Apple Demo on X