日本政府のデジタル庁が主導で、マイナンバーカードをiPhoneのApple Walletに登録して使えるようになる取り組みが進められています。
実施されるのは2025年の春。
以下のような使い道があります。
- iPhoneが身分証明証として使えるようになる
- コンビニのプリンターで住民票などの証明書等を発行する
- 「マイナポータル」へのログインがシームレスになる
使い方はクレジットカードと同じで、iPhoneの「ウォレット」を開いて自分のマイナンバーカードを選択、Face IDまたはTouch IDで認証して使います。
ただし、物理カードとは違い、身分証明書を提示するには非接触IDカードリーダーに自分のiPhoneをかざす必要があります。「iPhoneだけで身分証明証の代わりとなる」といっても、相手側にカードリーダー端末が無ければ身分証明証としての効果は発揮できません。
例えば、警察官に職務質問などで身分証明証を提示を求められた場合、iPhoneの画面を差し出しても、肝心の警察官がカードリーダーを持っていなければ無意味です。
マイナンバーカードと運転免許証が合体するまでは、コンビニで住民票をプリントしたり役所や病院などの施設での利用くらいしか使い道は無さそうですが、原本のマイナンバーカードを持ち歩かなくてもいいというメリットはかなり大きいですね。
- Source Apple (日本)