GoPro HERO13 Blackでは、内蔵マイクを活かす新機能として「オーディオ調整機能」が追加されていて、「標準(Standard)」と「音声(Voice)」を切り替えることができるようになりました。
撮影モードの設定の一番下にショートカットという項目があるので、そこから「オーディオ調整」を割当てると画面上のアイコンとして利用できるようになります。
機能の説明によると、背景音を維持しつつ人の声が明瞭になるよう調整しますということで、動画編集のボイスブーストのような調整をデフォでやってくれます。
実際に試してみたところ、「標準」のステレオ録音ではカメラ位置によって自分の声が小さくなったりするのに対して、「音声」だと声が常に同じ音量になるので、外部マイクを使わなくてもそれなりに聞きやすくなりました。それでいて、周囲の音をカットするわけではなく、鳥や虫の声までちゃんと入っていて自然な感じに調整されていました。
音質も悪くなく、無風の場所であれば外部マイクは不要かなと感じました。
ちなみに、内部マイクの風切り音低減機能はOFFにしています。(風が吹く度に音が小さくなったりするので)
そしてもう1つ。マイク関連の新機能としては、マイクアダプターと外部マイクを接続した時にオーディオインジケーターが表示されるようになっていました。
前面と背面の両方のディスプレイに外部マイクの音量レベルを表示してくれるので、外部マイクがちゃんと認識されていて正常に動作していることを確認することができます。外出先では入念にマイクチェックを行いにくいので、この機能は非常に便利です。
ただ、地味すぎるためか、公式サイトでは全くアピールされていない機能だったので、実際に外部マイクを接続するまで知りませんでした。こういう隠れたアップデートはちょっとしたサプライズとなりますね。
オーディオインジケーターくらいはFWアップデートで旧モデルにも搭載してくれるといいのですが。