9月20日に発売が迫っているiPhone 16シリーズ。
今年のモデルはApple Intelligenceに対応するために、通常モデルのiPhone 16とiPhone 16 Plusのスペックも大幅にアップしています。
iPhone 16にも8GB RAMを搭載
今年のモデルのiPhone 16シリーズには、A18チップとA18 Proチップが搭載されています。例年通りであれば、iPhone 16とiPhone 16 Proとで搭載されるRAMの容量に差が生じますが、今年は全てのモデルに8GB RAMが搭載されています。
通常モデルのiPhone 16とiPhone 16 Plusにも8GB RAMが搭載されている理由として、AI機能のApple Intelligenceを動作させるために多くのRAMが必要となるためだと考えられます。
iPhone 16は、iPhone 15と比べてRAMが2GB増えることになります。
A18チップのGeekbenchスコア
- シングルコア:3292
- マルチコア:7998
- GPU(Metal)スコア:32857
シングルコアではM4チップ搭載のiPad Pro並、マルチコアではM2チップ搭載のiPad Proと同等、GPUはM1チップ搭載iPad Proと同等というパフォーマンス。さらに8GB RAMを搭載しているので、iPhoneでありながらもM1チップ搭載iPad Pro以上のパフォーマンスがある事がわかります。
- Source iPhone17,2 - Geekbench
USB-Cの仕様
iPhone 16はUSB-C接続を使った充電では、最大で45Wの急速充電に対応していると報告されています。iPhone 15は最大29Wの急速充電だったので、わずか1年で充電スピードが大幅にアップしたことになります。
ファイル転送速度については、iPhone 15とiPone 15 PlusのUSB-Cポートは、相変わらずUSB 2.0のファイル転送速度のままという報告もあり、残念ながら変更はないようです。
Appleステッカーが同梱されなくなった
これまでiPhoneに付属していたAppleロゴのステッカーは、iPhone 16シリーズから同梱されなくなりました。
近年、Appleは環境への配慮としてプラスチック製品を排除してパッケージングの簡素化を進めており、Appleロゴステッカーの同梱廃止もその取り組みの一環となります。
Appleストアのリアル店舗で購入した場合に限り、その場でステッカーを要求すれば貰うことができます。それ以外の店舗やネットストアでの購入ではステッカーは入手できなくなります。
現在のiPhoneには充電器も付属しなくなり、iPhone 16シリーズの同梱物は、本体とUSB-Cケーブル、SIMピンのみとなっています。
バッテリー交換費用
AppleCare+に未加入の状態でのバッテリー交換費用は、以下のようになります。
- iPhone 16 Pro Max:19,400円
- iPhone 16 Pro:19,400円
- iPhone 16 Plus:15,800円
- iPhone 16:15,800円
参考として、iPhone 15シリーズのバッテリー交換費用は全てのモデルで15,800円でした。
iPhone 16 ProとiPhone 16 Pro Maxのバッテリー交換費用は、iPhone 15と比べて3,600円高くなっています。
iPhone 16シリーズのバッテリーパックは金属のシェルに覆われている新型バッテリーになるので、交換費用もアップしたと考えられます。