iPhone 16eが正式発表されました。
低価格モデルだったiPhone SEという製品名から、iPhone 16シリーズの1つとしてのブランディングに変更されていますが、スペックはこれまでに噂になっていた通り、iPhone 14ベースの本体、A18チップ、48MPのツーインワンのカメラシステム、アクションボタン、6.1インチOLEDディスプレイ、ノッチあり、USB-Cポート搭載となります。
ストレージ容量は128GB / 256GB / 512GBで、事前のリークとは異なり現実的なものになりました。
その分、価格は少し高くなり、米国での価格は599ドルから。 日本での価格は99,800円から。2月28日から発売となります。
税込価格でみるとAppleレートは約165円に設定されていて、日本での価格は予想よりも高くなります。日本で購入するのはややためらう部分もありますが、価格については本国アメリカでも「高い」という意見が出ています。税抜きの場合のレートは151.49円なので、現在の通貨レートを反映させたものになります。
iPhone SEからリブランディングされたものの、位置づけはあくまで低価格モデルということで、コストダウンのために通常モデルからいくつかの機能が省かれている部分もあります。
iPhone 16eから省かれている機能
- A18チップ:iPhone 16搭載のものより1コアGPUが少ない
- MagSafe充電に非対応:最大7.5WのQiワイヤレス充電しか使えない
- 超広帯域チップが非搭載:AirTagで正確な場所を見つけることができない
- センサーシフト光学手ぶれ補正無し
本体サイズはiPhone 14と全く同じで、iPhone 14の筐体を流用していることがわかります。シングルカメラやMagSafe非対応というコストダウンによる良い影響としては、重量がわずかに軽くなっているというメリットもあります。
- iPhone 16e:167g
- iPhone 16:170g
- iPhone 14:172g
iPhone 14には無い部分としては、USB-Cポートがあります。
しかし、MagSafeが使えないのでプラマイゼロでしょうか。
ミュートスイッチの代わりにアクションボタンが搭載されました。
Apple Intelligenceもサポート。
日本語への対応は春以降になる模様です。
こちらは、iPhone 16eで撮影したビデオ映像のキャプ。
シングルカメラながら、48MP FusionカメラというiPhone 16と同じレンズが搭載されています。コストダウンのためにセンサーシフト手ぶれ補正は無いので、安定した動画撮影には別途ジンバルが必要になりますが、固定した状態の映像ならiPhone 16と変わりません。
そんな感じで登場したiPhone 16e。真面目に購入を検討した場合、コストダウンで省かれた部分があるのと、価格の高さが少し気になりますね。
iPhone 16との価格差は、128GBモデルで25,000円。
この価格差なら、Dynamic Islandにデュアルカメラ、MagSafe対応、カメラコントロールボタン、豊富なカラバリとリセールバリューのあるiPhone 16の方を選ぶ人が多いのでは?
リブランディングされたとはいえ、あくまで低価格モデルという位置づけであることに変わりはないので。
- Source iPhone 16eを発表 - Apple (日本)