今年後半に登場予定のApple Watch SE 3。 第3世代となる今年のモデルは、5年ぶりのフルモデルチェンジが行われるとして注目されています。
最も大きな変更点として伝えられているのは、ケース(本体部分)の素材がアルミニウムから硬質プラスチックへと変更されるというものです。これによりさらなるコストダウンが行われ、販売価格がお手頃になることが期待されていました。
しかし、最新の情報では、ケースの素材に硬質プラスチックを使用しても製造コストは大幅に削減できないとして、Apple Watchの開発チームは素材の変更を断念したようだと言われています。
アルミニウム素材のままで、トランプの関税の影響はないのかな?
Apple製品の樹脂素材といえば、かつてiPhone 5cという廉価モデルがありました。
発展途上国向けのモデルとして開発され、アルミニウムの筐体をカラフルなポリカーボネートに置き換えることでコストダウンを図ったモデルでしたが、あまり人気が出ず、わずか1世代で終了しました。
ただ、これはスマートフォンでの話。 スマートウォッチではまた結果が違っていたかもしれません。
Apple Watchのケースの素材が樹脂素材になったことはこれまでになく、どういう結果になるかは発売してみないとわかりません。そういう意味では、Apple Watch SE 3のケースの素材がアルミニウムのままで保守的なアップデートになるよりも、少し冒険した新素材に置き換わったほうが、話題性はあったのかなと思いますね。
- Source Bloomberg