Appleは、EUのユーザー向けにiPhoneやMacの音声アシスタントとして、Siri以外のサービスを設定できるようにする予定があると報じられています。
他社の音声アシスタントとしては、GoogleアシスタントやAmazonのAlexa、MicrosoftのCopilot(Bing)などがありますが、EUのユーザーは、これらの音声アシスタントをiPhoneやMacの音声アシスタントとして設定できることになります。
これまでAppleはEU規制を受けて、iPhoneのLightningポートをUSB-Cポートに変更する、iOSのアプリストアをAppStore以外にも選択できるようにするという対応をとってきました。今回の音声アシスタントの選択制の導入も、EU規制による影響だとみられます。
ハードウェアの仕様変更は全世界向けに行われたため、iPhoneへのUSB-Cポートの搭載は日本のユーザーにも恩恵がありましたが、ソフトウェアの仕様変更についてはEUのみに限定されているため、今回の音声アシスタントの選択制の導入については、日本のユーザーには恩恵はなさそうです。
- Source Bloomberg