故障して使えなくなったけど棄てるのが億劫で、とりあえず押し入れに保管していたHDD。さすがに邪魔だし使い道も無いので棄てることにしました。パソコン類は廃棄にお金がかかると思っていたのですが、自治体に問い合わせたら、このサイズのパーツ単体であれば、普通に金属類のゴミとして収集日に出せるのだそう。
これらのHDDは完全に壊れていて起動すらしないので、HDDを分解してプラッタ(ディスク)を物理的に破壊してから出すことにしました。
HDDの分解に用意した工具
- T-8 トルクスドライバー
- マイナスドライバー
- 流体軸受けを固定するためのドライバーとか
モノによっては、内部にT-6のトルクスネジが使われているものもありますが、蓋を外してプラッタを破壊するだけならT-8だけでも大丈夫です。
まず、T-8のトルクスドライバーでネジを外していきます。
HDDの種類によっては、真ん中辺りにシールで隠されたネジがあるものもあります。蓋が開かないな?と思ったら隠しネジを探してください。きっと見つかるはず。
蓋を外すと、男の子の好きそうな金属パーツがお目見え。
ヘッド(時計の針っぽいやつ)の付け根などにある、トルクスネジを外します。
トルクスネジを外したら、ヘッドを固定しているネジをマイナスドライバーでカチャカチャ。
これでヘッドは外れます。
あとは、プラッタを固定しているトルクスネジを外せば・・・
分解完了。
プラッタの破壊方法
よく「ハンマーで粉砕する」という話を良く聞きますが、これはガラスプラッタの場合で、アルミプラッタの場合はハンマーで粉砕はできません。一見してガラスかアルミかはちょっと判りにくいので、とりあえずハンマーで叩いてみて、粉々に割れたらガラス、曲がったらアルミという事で判断します。
(ガラスプラッタは割れると破片が飛び散って危険なので、念のため袋などに入れて行って下さい。)
メーカーにもよりますが、数年前のHDDはアルミプラッタ、最近のHDDはガラスプラッタが主流だそうです。
アルミの場合は、以下のような手段で破壊します。
- ドリルで穴を開ける(3,4カ所でOK)
- 金槌でボコボコにする
- ヤスリがけをする
- マイナスドライバーなどの鋭利な先っちょで傷だらけにする
- ひん曲げる
今回は、金槌でボコボコにしました。
金槌は音がかなり五月蠅いので場所や時間帯によってはあまりオススメできません。労力・コスト・周辺への影響を考慮するなら、アルミプラッタの処理は、マイナスドライバーの鋭利な先端で傷まみれにするという方法が最もお手軽かつベストな気がします。
あとは、これらを各自治体の分別区分に従って、金属類としてゴミに出せば完了です。叩き割ったガラスプラッタはガラス扱いの廃棄物として、紙に包んで「割れガラス、ケガ注意」などと書いた上で埋め立てゴミとして出します。