Appleが、苦戦している中国市場向けにTouch IDを搭載したiPhoneを発売するかもしれないという話が、複数ソースで伝えられています。
現在のiPhoneは顔認証のFace IDが採用されていますが、製造コストが高い上に中国市場ではあまり受けが良くないようで(中国政府による監視社会の影響で、顔認証に拒絶反応を示す国民が多い?)中国市場向けには、Face IDの代わりに指紋認証のTouch IDを搭載するバージョンが登場する可能性があるとのことです。
Touch IDの搭載は、製造コストの削減とユーザーのニーズに答える一挙両得な策というわけですが、本体デザインを変更することなく、中国市場向けのみTouch IDを搭載するにはどうなるか?
予想されているのは、ディスプレイユニットに指紋認証センサーを内蔵すること。
画面を指でタッチするだけで指紋認証できるようになり、これなら物理的なTouch IDボタンを搭載する必要はなく、本体デザインも変えなくてもOKですね。ただ、ディスプレイ内蔵の指紋認証は最新技術なので、製造コストはそれなりにかかりそうですけど。
もう1つの案は、本体の背面にTouch IDボタンを搭載すること。
こちらは製造コストが安くて中国市場でも受けそうですが、あまりに中華スマホ(っていうかHuawei)丸出しのデザインになりそうで、Apple的にはどうなのか疑問です。
背面のリンゴマークで指紋認証できるようになれば、それはそれでウケるかもですが、画面内指紋認証を搭載する説が有力となっています。
Appleは、中華圏向けにデュアルSIM仕様のiPhone XS MaxとiPhone XRを発売しています。
(中国、香港、マカオで販売されているiPhone XS MaxとiPhone XRは、nano SIMを2枚挿せるデュアルSIM仕様で、2つの電話番号を使い分けることができるようになっている)
なので、今回の噂のように中国市場のみに特別な仕様の本体を発売するというのは十分あり得る話です。
Face IDの代わりにTouch IDを搭載したバージョンなら、日本市場でもニーズはありそうですけどね。
- Source Mashdigi.com
- Source Global Times