iPhone 11で使えるようになった暗所撮影モードの「ナイトモード」を試してみました。
ナイトモードが使えるのは写真撮影のみ。
ビデオ撮影やポートレートやパノラマ撮影モードでは使えませんが、これまでiPhoneでは超苦手とされていた夜間の撮影が行えるようになっただけでも、かなり進化したと言えるでしょう。
このナイトモードで夜景や星空、月夜、街灯の光、ランタンの光などを撮れば、それっぽい“映える”写真が撮影できます。
iPhone 11のリアカメラには、12MPの「広角レンズ」と視野角120度の「超広角レンス」が搭載されています。
広角レンズはF値1.8、超広角レンズF値2.4。
この超広角レンズをうまく利用して、夜間の撮影を実現しているのでしょう。
ナイトモードは標準のカメラアプリでしか使えません。
周りが薄暗くなると自動的に使えるようになります。
ナイトモードの撮影時は何秒間かiPhoneを固定しなければならないので、できれば三脚はあったほうがいいです。三脚代わりになるもの、例えばポールなんかの上にiPhoneを置いて撮影してもOKです。
周囲の明るさによって1秒〜9秒間iPhoneを固定しますが、この長さは任意に変更できます。3秒だとちょっと暗いなと思ったら、9秒にすれば明るい写真が撮影できます。
実際に写真を撮影しなくても、iPhoneの画面に表示される風景は明るくなるので、それを利用して暗所を確認するという、なんちゃってナイトビジョン的な使い方もできます。
こちらは夜の真っ暗な芝生。
といっても遠くに外灯はありますけどね。
ナイトモードを9秒にして撮影したら、ここまで明るくなりました。
暗闇でくつろぐ猫。
動く被写体はナイトモードで撮影しづらいので、カメラアプリ越しにスクショするといいかも。
ただ、逆光気味だとフレアが出やすいようです。
縦に白いもやもやが・・・
カメラレンズ同士が近いので、反射しあっているのか。
それとも、レンズの周囲のリング部分が反射しているのか?
照明の光を手で覆うと消えますし、そこまで気になりませんけど。中には気になる人もいるかもしれませんね。
このまま撮影するといい感じの心霊写真ができそうです。
動画撮影に関しては、「iPhone 8 Plus」よりは暗所に強くはなっていますが、微々たる変化にすぎません。基本的に夕方〜夜間の撮影は照明が必須となります。
iPhone 11のカメラ
- デュアル12MPカメラ(超広角と広角)
- 超広角:ƒ/2.4絞り値と120°視野角
- 広角:ƒ/1.8絞り値
- 2倍の光学ズームアウト、最大5倍のデジタルズーム
- 光学式手ぶれ補正(広角)
- 5枚構成のレンズ(超広角)、6枚構成のレンズ(広角)
- 4Kビデオ撮影(24fps、30fpsまたは60fps)
- 1080p HDビデオ撮影(30fpsまたは60fps)
- ビデオの光学式手ぶれ補正(広角)
- 2倍の光学ズームアウト、最大3倍のデジタルズーム
- ステレオ録音