「iPhone XR」の後継モデルとされる「iPhone 11」。
そのベンチマークテスト結果と思われるものが、Macrumorsフォーラムの利用者によって発見されました。
このベンチマークテスト結果が「iPhone 11」のものである根拠は、モデル番号がiPhone12,1であること。ロジックボードの型番がN104APであること。少なくとも、どちらも未確認の番号で現行モデルで無いことは確かです。
この「iPhone 11」と思われるモデルは、iOS 13.1で動作、RAMは4GB、SoCは6コアでクロック周波数は2.66 GHzといったスペック。
前モデルとなる「iPhone XR」は、RAMが3GB、A12 Bionicチップは6コアでクロック周波数は2.49GHzですから、RAMが1GB増えてSoCのクロック周波数もちょっと上がっているようです。
ベンチマークスコアは、シングルコア5415、マルチコア11294となっています。
比較として「iPhone XR」のスコアをチェックしてみましょう。
平均でシングルコアで4800前後、マルチコアで11200前後といったところ。
シングルコアは約600ほど微増、マルチコアはほぼ同じくらいという結果になっています。
CPUベンチなので「iPhone XR」も「iPhone XS」も「iPhone XS Max」も同じ。
ということは・・・「iPhone 11」も「iPhone 11 Pro」も「iPhone 11 Pro Max」もこれと同じベンチマークスコア(シングルコア5400前後、マルチコア11300前後)になると予想することができます。
このベンチマークスコアが本物だとすると、A13チップの処理能力はA12 Bionicチップとそれほど変わらないようです。
A12もA13もどちらも7nmプロセスなので、性能の大幅な向上はないということですね。
それでも必要十分な処理能力はあります。正直、ここまで高性能になってくると、ベンチマークスコアへの関心は薄れ気味で、省電力化と低発熱化など実用面での進化に期待してしまいますが、A12とA13でどれほど変わるでしょうか?
どちらも同じ7nmプロセスのSoCなので、これについてもそこまで大きな変化はなさそうです。
現在の7nmプロセスからシュリンクされた5nmプロセスに変わるのは、2020年モデルに搭載されるA14チップからと言われているので、大幅な性能アップと省電力・低発熱化は2020年モデルに期待といったところでしょうか。
- ViaMacRumors