M1 Mac miniを使っていて感心するのが、とにかく静かで発熱しないこと。
Intel Mac miniの時は、普通に使っているだけでそれなりに発熱しましたし、冷却ファンも常に3000rpmくらいで回さないとCPUの温度が80度を超えてしまうくらいでしたが、M1 Mac miniには全くそれがありません。ホントに冷却ファン付いてるのか?レベル。今が冬ということもありますが、動画のエンコード時でもほぼ無音です。実際、M1 MacBook Airはファンレスモデルなので、冷却ファンが無くても使えるということなんでしょう。
そんなM1 Mac miniですが、消費電力はIntel Mac miniと比べてどうなのか?
Appleサポートのページにある「Mac mini:電力消費と熱出力 (BTU) 情報」が更新されて、M1 Mac miniのデータが追加されたので比較してみましょう。
Intel Mac miniの消費電力
- 2018:待機中 19.9W / 最大 122W
- 2014:待機中 6W / 最大 85W
- 2012:待機中 12W / 最大 85W
- 2011:待機中 11W / 最大 85W
- 2010:待機中 10W / 最大 85W
M1 Mac miniの消費電力
- 2020:待機中 6.8W / 最大 39W
Intel Mac miniと比べると、待機中の消費電力は大きく変わりません(2018モデルを除く)が、最大出力時の消費電力は1/2になっていますね。
Intel Mac miniだと、2014年モデルが一番消費電力が低いのか。
M1 Mac miniの電源ユニットは2018年モデルと同じものが搭載されていますが、この消費電力の差があれば、電源ユニットを専用設計された次期モデルは、かなり小型化される可能性もありそう。
さらに熱出力で比較すると↓
Intel Mac miniの熱出力
- 2018:待機中 68 BTU/h / 最大 417 BTU/h
- 2014:待機中 20 BTU/h / 最大 290 BTU/h
- 2012:待機中 38 BTU/h / 最大 290 BTU/h
- 2011:待機中 38 BTU/h / 最大 290 BTU/h
- 2010:待機中 34 BTU/h / 最大 290 BTU/h
M1 Mac miniの熱出力
- 2020:待機中 23.2 BTU/h / 最大 133 BTU/h
Intel Mac mini 2012モデルはすぐに熱くなる特性がありましたが、それでも熱出力で見るとそんなに高くないんですね。ちょっと意外。
いや!実際もっと暖かくなってるはず。
あくまでこのデータは消費電力から計算した熱出力だから、実際の温度とは異なるんでしょうね。
というわけで、M1 Mac miniの消費電力は最大でも39Wという超絶省エネ仕様であることがわかりました。これなら電気代はLEDのシーリングライトくらいしかかかりませんね。
動画をエンコードしている時でも39Wっていうのは、素直に凄すぎ。
- Source Apple サポート