先日、povo 2.0のSIMカードを挿して使っている古いスマホにSMSが届いたのでチェックすると、KDDIから重要なお知らせとして、「サービスが利用停止される場合がございます」とのこと。
povo 2.0は、180日の間に有料トッピングの購入がない場合、利用停止になるという仕様なので、とうとう来たか!?と思ってリンクをクリックしてみると・・・
いきなりマルウェア検出の画面。
あーーーこれ、アレですわ。
フィッシング詐欺ですわ。
まず、システム警告文がおかしい。
日本語がちょっとヘン。
そして、KDDIのページを装ってはいますが、URLが胡散臭すぎる!
このduckdns.orgというのは、海外の無料ダイナミックDNSサービス。固定IPアドレスの無い状態で自宅サーバーをとりあえず公開する時などに利用できますが、それを悪用してフィッシング詐欺活動を行っているようです。
duckdns.orgで検索してみると、SMSを送りつけてフィッシング詐欺URLに誘導する手口が横行しているようで、宅配業者を装った不在通知で「お荷物の住所が不明でお預かりしております、ご確認ください。」とURLへ誘導するパターンが最も多くありました。
今回のKDDIを装ったフィッシング詐欺SMSは、povo 2.0の無料維持ユーザーに的を絞ったものかは不明ですが、結果的に引っかかり易いので注意が必要ですね。
履歴をチェックしたら、同様の手口で今まで2件のSMSが来ていました。
では、povo 2.0で180日間有料トッピングを購入しなかった場合、どうなるのか?
まずSMSで「長期間トッピング未購入による利用停止予告」が届きます。その後、回線は利用停止になります。さらに、利用停止から30日の間に有料トッピングの購入が行われない場合、そこで契約解除となります。
180日間有料トッピングを行わなかったとしても、回線が強制的に解約される心配はないということです。
今回の自分のように、フィッシング詐欺SMSに引っかからないようにご注意ください。