Netflixから、かなりへりくだった内容のメールが届いていました。
絵文字で涙。
「もう一度チャンスをください。」
これは、いわばまさに懇願であります。
・・・なんだか凄いですね。チャンスをくださいとか、そういう問題じゃないと思うんですけど。
Wikipediaのマネか?
Netflixは、強気の値上げによる契約者の減少とコロナバブルの終了で株価が大暴落したことで窮地に立たされているのはわかるけど・・・
同情をひいて再契約させようというので?
それってどうなんだ。
ウクライナ進行と景気後退懸念からハイテク株のナスダック全体が下げていますが、中でも一番ひどいのがNetflix株。仮想通貨ばりに暴落しています。
チャートの形はMetaとよく似ていますが、Metaはそれなりに反発があるのに、Netflixはそれすら無く落ちていっています。Metaは今後メタバースで盛り返す可能性がありますが、動画サブスク1本のNetflixは今後も厳しい状態が続くとみられます。
Netflixのオリジナルコンテンツで唯一人気だった「ストレンジャー・シングス」も、良かったのはシーズン1のみ。その後は、アメドラあるあるで引き伸ばし状態に突入して、さすがに終わるだろうと思われたシーズン4でも終わらずに、さらに続くというのだからもはやゲンナリ。シーズン5が配信される頃には、子役のやつらは完全におっさんになっているでしょう。
80年代のキッズが、近所を冒険しているうちに怪しい実験をしているやつらに遭遇してしまうという「グーニーズ」や「MOTHER」風の展開がウケたドラマなのに、なんかもう初期コンセプトとぜんぜん違うし。
独占コンテンツだった「ストーンオーシャン」は前半部分だけを一気に配信したことで熱が完全に冷めてしまったし、韓国ドラマの「イカゲーム」や「愛の不時着」でスマッシュヒットを飛ばしても、その他が続かなければ、それらをイッキ見したら「さて、解約すっか!」となるのが動画サブスクの常。
無料トライアル期間を廃止して強気の料金設定にするのだから、オリジナルコンテンツを充実させないといけない!という意識もかなりズレていて、こっちが見たいのは良作の映画と少しの良作オリジナルコンテンツ(ストレンジャー・シングスなど)なわけで。会員数が激減したのも、そういうニーズが汲み取れなかった結果なんじゃないかな。
見たい作品が出てくれば契約するし、なければ契約しないし、ユーザーの答えは至ってシンプルなので。