開発が中止されたと伝えられていた廉価モデルのiPhone SE 4ですが、アナリストのMing-Chi Kuoさんによると開発は再始動していて、6.1インチの有機ELディスプレイとApple製の5Gモデムチップを搭載して2024年内に登場するということです。
iPhone SE 4(2024)
- 6.1インチ有機ELディスプレイ
- Apple製 5Gモデム(Sub-6Ghzのみ対応、ミリ派非対応)
- 2024年前半に生産開始
現行のiPhone SE 3との大きな違いはディスプレイになります。
4.7インチから6.1インチへと大幅にサイズアップし、液晶ディスプレイから有機ELディスプレイに変わっています。
以前の情報では、iPhone SE 4はiPhone XRベースの筐体が採用されると言われていたので、そっくりそのまま登場する可能性もあります。
唯一期待できるポイントとしては、電源ボタン(トップボタン)内蔵のTouch IDが搭載されるかもしれないという部分です。廉価モデルのためにFace IDは搭載されず、代わりにTouch IDが搭載されると言われています。
Apple製5Gモデムはミリ派非対応?
Apple製の5Gモデムがミリ派に対応していない理由としては、iPhoneに搭載される衛星通信機能と干渉して通信障害が発生することが挙げられます。この問題を回避できれば、Apple製の5Gモデムでもミリ波に対応するとみられています。
Apple製の5Gモデムにはそういった問題があるため、まずはミリ派に対応する必要性が低い廉価モデルのiPhone SE 4から搭載が行われるようです。さらに、iPadやApple WatchのCellularモデルにもApple製の5Gモデムが搭載されていくとみられ、2〜3年をかけてQualcommの5GモデムからApple製の5Gモデムへの移行が進むことになると予想されています。