Shureのスマホ向け外部マイク「MV88+」が、Face IDを搭載したiPhoneでまともに使えない問題についての続報という、ごくごく一部の人に向けた情報。
症状としては、iPhone X以降のFace IDを搭載したiPhoneにおいて、動画撮影したのに途中から音声が録音されていない、撮影時にフリーズして再接続してもオレンジのLEDのまま、マイクゲインの設定が初期化されるなどで、外部マイクとしてはかなり致命的な不具合となっています。
自分のケースでは、「iPhone 8 Plus」で使っていた時にはこのような症状は現れませんでしたが、「iPhone 11」に機種変更をしてからは頻繁に発生。iOSのバージョンに左右されない、Fece IDを搭載していないiPadでは正常に動作することから、おそらくFace IDとの相性問題、このマイク側のファームウェアの問題ではないかと認識しています。(っていうかそうとしか考えられない)
そんな中、動画撮影アプリの「FiLMiC Pro」がバージョン6.10.9にアップデート。
アップデート内容をチェックしてみると・・・
これはまさか!?
「FiLMiC Pro」のバージョン6.10.9のアップデート内容をチェックすると、「外部オーディオデバイスの処理の改善」という項目が。
外部マイクの動作が改善されるということかな?
どのマイクかは名指しされてはいませんが、試してみる価値はありそう。
というわけで、とりあえず試してみよう!
まずは儀式から。
機内モードをオンにして、すべての通信を遮断します。
ナイトモードもオンに。
通知を無効にします。
あとは画面のロックを解除して、ランドスケープモード(横向き)にできるように。
あとはマイクを接続。
ちゃんと認識しているかを「FiLMiC Pro」でチェック。
オーディオデバイスの項目に「Shure MV88+」が認識されています。
音声も拾っているようです。
問題はここから。
録画を開始してしばらく待ち、数分後でもちゃんと録音が続いているかを右端の音量表示で確認。
それを数回行ったところ、やっぱり数分か数十秒で音量表示がフリーズして音声の録音がストップされてしまいました。
やっぱり駄目みたい。
iPhone自体の仕様変更、マイク側のファームウェアアップデートで改善、そのどちらかじゃない限りは根本的解決には至らないということでしょう。
新型の「iPhone SE」はTouch ID搭載モデルなので、それにちょっと期待しています。
うまく動作するかな?