iPhone 15 Proの試作モデルがFoxconnで生産開始、Apple製品の中国依存は依然として変わらず

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Iphone15pro foxconn productions

深セン市にあるFoxconnの工場でiPhone 15 Proの試作モデルの生産が始まったと、中国メディアの経済日報が報じています。

例年通りであれば、今年の9月に登場するiPhone 15シリーズ。そのハイエンドモデルの大量生産に向けて、試作機の生産を行いつつ生産体制を整える状態に入ったというニュース。

注目すべきは、iPhoneの生産拠点がこれまで通り中国のままであるということです。

2022年は、中国政府のゼロコロナ政策によりFoxconnの工場が操業を停止したことで、最も人気だったiPhone 14 Proシリーズが繁忙期に生産が停止するという状況に陥り、Appleはホリデーシーズンの商機を逃しました。

これを受けて、Appleは製品の生産拠点をインドやベトナムに移す動きを見せていましたが、2023年モデルのiPhone 15シリーズでは、生産拠点の移転はまだ完全に行われていないということがうかがえます。

今後、インドに生産拠点を完全に移したとしても、iPhoneのハイエンドモデルはFoxconnの工場でしか生産することができないので、iPhoneの組み立て工程においては、Foxconnへの依存度はこれまで通り変わらないとされています。

Foxconnの収益の50%はiPhoneの生産が賄っており、AppleとFocxonnは完全に持ちつ持たれつの関係にあるので、これを一気に変えるのは現状では難しいということもあります。

iPhone 15シリーズのハイエンドモデルは、iPhone 15 ProiPhone 15 Ultraになると言われており、USB-Cへの完全移行なども含めて、iPhoneとしては数年ぶりに大幅にアップデートされる注目のモデルとなります。今年は米国経済を中心とした景気後退も予想されていますが、今年後半はある程度回復の兆しを見せるという予想もあり、2022年よりはマシかなという印象。というか、そうであってほしいという願望も込められている予想のような感じですが、日本経済においては2022年のような超円安はピークを過ぎた感があるので、iPhone 15シリーズが登場する頃にはAppleレートも改定されていてほしいですね。

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