Appleユーザーにはおなじみのベンチマークソフトウェア「Geekbench 6」がリリースされています。
無料版は、CPUとGPUのベンチマークテストが可能で、スマートフォンやタブレットのデバイス情報や処理能力をチェックすることができます。
Geekbench 6はクロスプラットフォームに対応しており、iOS, macOS, Android, Windows, Linuxで動作します。
iPhoneやMacなどのApple製品や主要スマートフォンの場合は、どこかの誰かがすでにGeekbench Browserに大量のベンチマーク結果をアップロードしているので、わざわざ自分でベンチマークをする必要はハッキリ言ってありません。
デバイスのベンチマークテストをして結果を見るだけなら今までと変わりませんが、Geekbench 6になってマルチコアの測定がより実際のパフォーマンスに近いものに変更されているので、Geekbench 5の結果とは異なります。
これから参考にするスコアは、Geekbench 6で行ったものになるでしょう。
参考に、iPad mini 6のベンチマークスコアをGeekbench 5と6で比較してみると、Geekbench 6になってスコアが多く出るように変わっていました。特にシングルコアのスコアは1594→2093へと変わっていて、やっぱりApple製品に忖度して大きく見積もっているのかな?・・・と感じさせる変更になっています。
GPU(Metal)のスコアも12260→19284に変わっています。
採点方法が変更されたといっても、パッと見の印象でスコアが増えていると性能がアップしているのかなという錯覚を覚えます。しばらくはGeekbench 5のチャートが利用されるでしょうが、Geekbench 6に切り替わると過去のデータはあんまり参考にならないですね。ここまで変わってしまうと。
Geekbench 6は、iOS 15以降、Android 10以降、macOS 11以降、Windows 10以降、Ubuntu 18.04以降で動作します。
Apple製品向けのベンチマークソフトウェアという印象が強いGeekbenchですが、実はWindowsやUbuntsu Linuxでも使えるので、CTOやBTO、自作PCといった構成の異なるPCの性能をチェックするのにはいいかもしれません。
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