本日深夜、6月6日の午前2時から開催されるWWDC 23。
発表される新製品として、Apple初のXRヘッドセット「Reality Pro」が注目されています。
イベント終了後にAppleの株価がどう変化するかにも注目ですが、アナリストのMing-Chi Kuoさんのレポートによると、大口の投資家はAppleのXRヘッドセットデバイスにあまり関心を示していないということで、案外、発表による株価の変動はみられない可能性もあります。
WWDC 23で発表されるデバイス
- XRヘッドセット Reality Pro
- 15インチMacBook Air(M2チップ搭載)
- 新しいMac Studio(M2 Mac / M2 Ultraチップ搭載)
ユーザーにとってはXRヘッドセットがどのようなものになるのか、非常に楽しみですが、大口の投資家が注目しているのは、AppleがChat GPTのような対話型AIをいつ発表するかという点で、さらにAIサービスの開始によるハードウェアの買い替え需要にも注目しているといいます。
Stable Diffusionなどの画像生成型AIの登場でGPUの需要が高まり、グラフィックボードを販売するNVIDIAの株価が上がったように、AIサービスの開始によるハードウェアメーカーやサプライチェーンの株価の変動に注目しているようです。
NVIDIAといえば、これまではPCゲーム用途だけでしたが、イーサリアムなどの仮想通貨のマイニング用途を経て、今はAI特需にウハウハ状態。どの時代にも高い需要があるという強運も持ち合わせている企業です。現在、NVIDIAの日本語サイトには、キャッチコピーとして「人工知能コンピューティングで世界をリードする」という文言が追加されていて、AI需要がメインであることをアピールしています。
AppleはAIサービスについて沈黙を守っており、開発しているのか?どのようなものになるのか?など詳細は一切不明となっています。
- Source 郭明錤 (Ming-Chi Kuo)