地球規模で気温が高くなっていて、日本各地でも異常な暑さとなっていますが、こうなってくるとエアコンは必須アイテムといっても過言ではありません。しかし、このところ電気料金が高騰しているので、省エネエアコンであってもできるだけ効率的な使って電気代を抑えたいというのがあります。
よく言われているのが「28度設定」と「ON / OFFを頻繁に行わずに点けっぱなしにする」というポイント。
さらにもうワンポイントとして、風向きがあります。
なんとなくですが、エアコンの風向きって下にしがちですよね。
でも、これ実は逆で、上向きもしくは水平(まっすぐ)に風を出すようにするのが一番いいとされています。
上向きまたは水平で風を出すと、部屋の天井沿いに風が進んでいき、壁にあたって床に落ちて床沿いに戻ってくるという風の循環が生まれます。
冷たい風は下にたまる傾向があるので、下向きの方がいきなり冷えるというイメージがありますが、効率的に部屋を冷やすには上向きまたは水平で風を出すのがベストなんですね。エアコンの冷たい風が直接体にかからないというメリットもあります。
冷房の効率的な使い方
- できるだけ部屋を換気して温度を低くしてから冷房を入れる
- 設定温度は28度にする
- 扇風機を併用して体感温度を下げる
- 風向きを上か水平にして空気を循環させる
- 30分程度の外出は冷房を入れたままにしておく
- 室外機が日陰になる部屋の冷房を優先的に使う
エアコンの機種によっては、28度設定だと全然冷えた空気が出ないものもあります。
「もう部屋冷えたでしょ?」ということで生暖かい空気を出すやつもいるので、そういう場合は27や27.5にしてやりましょう。28度はあくまで目安です。
一番ダメなパターンが、設定温度を低くして冷房入れる→なんだか寒い→冷房切る→すぐに部屋が暑くなる→再び冷房入れるのループ。それなら、風向きを上または水平にして設定温度を28度前後でずーっとつけっぱなしの方が電気代が安く済むというわけです。
「エアコンつけっぱなしは電気代がかかるのでこまめに切らないと」という前時代的な意識がまだちょっと残っている人いないでしょうか?自分がそうなんですけど、なかなかこういった貧乏癖は抜けないですよね。
エアコンの環境整備
- 定期的にエアコンフィルターを清掃する
- 室外機全体をカバーで覆わない
- 室外機カバーは上に乗せるタイプだけにしておく
- サンシェードなどで室外機が日陰に入るようにするのもいい
室外機の日当たりや温度にも気を使うと、さらに電気代が安く効率的に部屋を冷やせます。