インドのニュースサイトThe Times of Indiaによると、Appleはトランプ関税への緊急措置として、インドと中国の工場にある大量のiPhoneをアメリカに緊急輸送したようです。
iPhoneを満載した飛行機を5便使ってアメリカへ輸送。これにより、トランプ関税適用前の価格でiPhoneの在庫を大量に確保することに成功したとのことで、アメリカ国内にあるAppleの倉庫には、数カ月分の在庫があると伝えられています。
このiPhoneの備蓄により、今後しばらくは価格の上昇を一時的に回避することができるため、トランプ関税の影響による小売価格の引き上げ予定はしばらくはないとみられます。
Appleは、iPhoneの生産コスト削減を目的に、サプライチェーンの再編を進めています。その戦略の1つとして、関税率の高い中国から、より低いインドへの生産拠点の移行があります。インドで最新のiPhoneの生産量を増加させることで、製品価格の上昇を抑えることができるかもしれません。
インドで生産されているApple製品としては、ワイヤレスイヤホンのAirPodsがあります。
- Source The Times of India