古いiPhoneはバッテリーを新品にすると本来の性能が復活する、隠された機能が明らかに

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 IPhone BatteryClockdown 02

iPhoneのバッテリーについて、かなり興味深い話題が出ています。

海外フォーラムRedditのスレッドに寄せられている報告によると、古くなったiPhoneのバッテリーを新品に交換したところ、モッサリとした動作が改善したということです。

これはどうやら、iPhoneのバッテリーが劣化してくると、意図的にCPUがクロックダウンされる仕様になっているようで、バッテリーを新品交換することで正常なクロック数でCPUが動作するようになり、サクサクした使用感が戻ってきたといいます。

(「iOS」のアップデートにより、旧機種を意図的にモッサリ化しているわけではなかった?)

CPUをクロックダウンする理由

CPUをクロックダウンすることで、劣化したバッテリーでも駆動時間を延長させることができます。

iOSデバイスでは、バッテリー残量が20%を切ると「低消費電力モード」に切り替えることができますが、バッテリーが劣化してくると常にあの状態で動作するようになると考えると分かりやすいかと思います。

古いバッテリーと新品バッテリーでのベンチマーク

Redditユーザーが「iPhone 6s」を使って、バッテリー交換前と交換後のベンチマークテスト結果をアップしていますが、これを見ると、この情報は確かなものだと分かります。

  • バッテリー交換前のスコア:シングル1466 / マルチ2512
  • バッテリー交換後のスコア:シングル2526 / マルチ4456
IPhone BatteryClockdown 01

スコアだけでは実際にどのくらい違うのか伝わりにくいので、報告されている一例をご紹介しますと、「iPhone 6」でバッテリーが劣化してくると「iPhone 5」程度まで性能が落ちます。2世代前のスペックにまで落ちるので、通常利用でも相当ストレスが溜まるでしょうね。

これがバッテリーを交換するだけで、従来のサクサク感が戻ってきたということです。

このクロックダウン機能はいつ頃実装された?

「iPhone 6s」といえば、突然シャットダウンする問題が発生したとしてバッテリーの無償交換の対象モデルになっています。実はこの頃から、このクロックダウン機能が実装されていたのでは?と噂されています。

また、iPhoneだけでなくMacBookやMacBook Proなどでも、同様のクロックダウン機能が実装されているのでは?ともささやかれています。

電源ケーブルにつながっていない時はクロックダウンするというのは以前からありましたけど、どうでしょうね?

今回、この機能が明らかになって多くのツッコミが入ったことで、将来的にはユーザーが選択できるようになるかもしれません。

勝手に性能を低下させてくれるありがた迷惑な機能ですが、同時に劣化したバッテリーでも駆動時間を最大限に延長できる実用的な機能でもあるので、今後も実装したままでユーザーが必要に応じて選択できればいいのかなと思います。

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