需要の低迷でApple Vision Proが11月にも生産終了か、コストダウンモデルが2025年に登場予定

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AppleVisionPro discontinued 1

AppleのXRヘッドセット第一弾となるApple Vision Proの生産が大幅に縮小され、年末までに製造停止となる可能性がでてきました。

The Infomationの独占記事によると、Appleは夏頃からApple Vision Proの生産台数を減らしはじめており、早ければ11月中にも組み立て工場を停止して生産を終了する可能性があると伝えられています。

理由は需要の低迷です。

Apple Vision ProはXRヘッドセットとして価格が高すぎる割に、専用のアプリが充実していないことから、想定していたよりも売れておらず、より安価なモデルにシフトしていく段階に入っており、高級な初代モデルは発売から1年を待たずして生産終了になることになります。

  • Apple Vision Proを製造しているLuxshareは、1日あたりの生産台数を半分の1,000台に減らした
  • パーツを供給するサプライヤーは部品を今も製造しているが、Apple Vision Proの組み立ては11月中にも停止される可能性が出てきた

AppleVisionPro discontinued 2

XRヘッドセットで最も人気のあるMetaのQuestシリーズは、最上級モデルでもApple Vision Proよりもかなり安く、売れ線モデルのQuest 3は円安の日本国内であっても8万円台で購入することができます。それらと比べると、Apple Vision Proの価格はやはり異次元。

  • Apple Vision Pro:599,800円〜
  • Meta Quest Pro:159,500円〜
  • Meta Quest 3:81,400円〜

ティム・クックCEOは「Apple Vision Proは大衆向けの製品ではない」と述べているように、高価格帯であることから数が売れると想定していなかった事がわかりますが、いざ蓋を開けてみると、その想定以下の需要しか無かったということで、早期の生産終了に向けて縮小を進めている段階に入ったとみられます。

今後、Apple Visionシリーズはより安価な路線へとシフトしていくことになり、まずは2025年にコストダウンされた新型モデルが登場予定ですが、安価といってもそれなりのスペックでそれなりの価格はすると想定されるので、Meta Quest 3と同価格帯のXRヘッドセットはAppleには期待しないほうがいいでしょう。

価格帯だけに目がいきがちですが、XRヘッドセットを装着したまま長時間の作業を行う「空間コンピューティング」というコンセプトがそもそも非現実的ではあるので、今後、デバイスが進化して小型軽量化されるまではこの路線で普及するのは難しいかなと思いますね。

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