今後のiOSでは、iPhoneのバッテリー診断とパフォーマンス低下を無効にする機能が実装

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Apple CEOのティム・クックが、ABCニュースのインタビューを受けて、アメリカ国内で2万人の雇用を新しく生み出す為に、今後5年間で3,500億ドルを投資することを発表しています。同インタビュー内では、iPhoneの計画的陳腐化とも取れるバッテリーの電源管理機能についても言及されました。

「iOS 10.2.1」より密かに搭載されたこの電源管理機能は、iPhone 6〜iPhone 7までの旧型モデルでバッテリーが劣化してくると、電圧低下による突然のシャットダウンを防止する為に、プロセッサのクロックを意図的に落とす機能です。

ただでさえ旧型モデルなのにさらにパフォーマンスが落ちることになり、多くのユーザーから不満が出ていました。

ティム・クックは、ユーザーエクスペリエンスを重視した結果、パフォーマンスを落としてでも予期せぬシャットダウン防止する方を重視したと説明。そして、今後のiOSアップデートについて語っています。

今後のiOSアップデートでは、バッテリーの状態をユーザーが把握できる機能が実装されるということです。

バッテリー診断機能はiOSに既に実装されていますが、それを可視化することでユーザーが自分でバッテリーの状態を判断できるようになります。そして、バッテリーが劣化した際にパフォーマンスを低下させてでも予期せぬシャットダウンを防ぐか、それともパフォーマンスを落とさずにそのまま使うかを、ユーザーが選択できるようになるということです。

最初からそうやっておけば、こんな騒動にはならなかったでしょうね。

現在、バッテリーの電源管理機能の対象モデルとなっているのは、iPhone 6, iPhone6 Plus, iPhone 6s, iPhone 6s Plus, iPhone SE, iPhone 7, iPhone 7 Plus。これらのモデルについては、12月末まで3,200円(税別)でバッテリーを交換することができます。

Appleは今後もこの対象モデルを拡大していくとしていて、iPhone 8やiPhone Xに関しても、発売から2年経過した辺りから順次追加されていくものとみられます。

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